認定こども園について

この記事では、認定こども園についてまとめてみました。

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認定こども園について

内閣府 子ども・子育て本部ホームページ「認定こども園」では、認定こども園について以下のように記載されています。

認定こども園概要・認定こども園とは?

教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。以下の機能を備え、認定基準を満たす施設は、都道府県等から認定を受けることが出来ます。

  1. 就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能
    (保護者が働いている、いないにかかわらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能)
  2. 地域における子育て支援を行う機能
    (すべての子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供などを行う機能)

引用元URL:http://www.youho.go.jp/gaiyo.html

文字で見るとちょっと難しいですよね。以下のようなイメージをされると理解しやすいのではないかと思います。

認定こども園のイメージ図-1

教育は従来の幼稚園、保育は従来の保育園のようにイメージしてください。ひとつの施設でその両方を兼ね備えていて、なおかつ誰でも利用できる子育て支援もしている、ということです。

ひとつの施設内にこれだけの機能があるのは、運営も大変ですね。

内閣府 子ども・子育て本部ホームページ「認定こども園に関するQ&A~保護者の方へ~」もあわせてご覧いただくとわかりやすいと思います。

認定こども園を利用するには

就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能を利用したい(常時利用)

「保護者の就労の有無にかかわらず受け入れる」というのがポイントですが、ちょと制度がややこしいんです。

同じ施設を利用する場合でも、保育を提供する機能を利用するか教育を提供する機能を利用するかで、利用できる時間や利用料などが異なります。

保育、教育どちらの機能を利用する場合でも自治体に支給認定を受ける必要がありますので、まずは以下の記事をご参考にされてください。

先ほどの施設のイメージに支給認定の認定区分を加えると、以下のようになります。

認定こども園のイメージ図-2

また、認定こども園を利用したい場合、上記のイメージ図にある支給認定の希望号数により申し込み先が異なります。

  • 保育認定(2号・3号認定)→自治体へ申請(希望の施設(認定こども園)名を記入)
  • 教育標準時間認定(1号認定)→希望の認定こども園へ申し込み、認定こども園から自治体へ支給認定を申請

となりますのでご注意ください。


ご自身のお子さんが利用できる施設がわかる、「保育園探しに便利なチャートを作ってみました!」の記事の中にYES・NOチャートがありますので、合わせてご覧いただければと思います。

地域における子育て支援を行う機能を利用したい(必要時のみ利用)

施設独自でいろいろな行事や相談の場などを提供されていますので、各施設にお問い合わせください。

施設によっては、一時預かりや来年度に教育標準時間認定(1号認定)になる予定の2歳児の利用などを行っているところもあります。

認定こども園の種類について

認定こども園には4つのタイプがあります。

  • 幼保連携型・・・幼稚園と保育園両方の機能をあわせ持つ施設
  • 幼稚園型・・・幼稚園が主体→保育園的な機能を備えた施設
  • 保育所型・・・保育園が主体→幼稚園的な機能を備えた施設
  • 地方裁量型・・・地域の教育・保育施設を認定こども園として機能させた施設

既存の施設を利用して認定こども園として機能させる場合が多いので、母体となる施設がもともと何であったかが影響しているようです。

我が家の上の子がお世話になった幼稚園は、現在は幼保連携型認定こども園になっています。幼稚園のすぐ近くの土地を購入し、そこに保育施設となる建物を建てて運用されています。

認定こども園の役割

もともと認定こども園は、子育て支援政策として、平成18年10月にスタートしました。(参考:文部科学省ホームページ

私の住んでいる自治体では平成23年度から動き出しました。ちょうど末っ娘の保育園探しをしているときだったので、説明会を聞きにいったり、ママ友さんと情報交換をしたりしてどの施設に子供を預けようか迷った経験があります。

結局、末っ娘は認可保育園に入れましたが、何人かのママ友さんのお子さんはあえて認定こども園に入園されました。


そして平成27年4月から子ども・子育て支援新制度がスタートし、認定こども園が保育認定の2号・3号認定で認可保育園に入れないお子さんの受け入れ先として広がっています。

また、認可保育園が入園できる状況であっても私の友人が保育認定の2号・3号認定でありながら、あえて認定こども園を選択したように、認定こども園ができたことで保育園の選択の幅が広がっています。

(※友人が認定こども園を選択した当時はまだ支給認定の制度はありませんでしたが、この記事の中でわかりやすいように支給認定の認定区分を入れています。)

認定こども園は、認可保育園の代わりになるのか?

認可保育園が定員オーバーで認定こども園がその受け入れ先となっている場合、利用条件(利用時間や利用料など)は、認可保育園と同じです。

ですが、これは本当に認可保育園の代わりになるのでしょうか。


ここからは、完全な個人的な意見になりますが、私の答えはNoです。

認定こども園はもとになる施設の影響を大きく受けていると思います。

先にご紹介した、幼保連携型の認定こども園を選択した友人の話によると、満3歳以上のお子さんは保育・教育利用に関係なく同じクラスで過ごし、1号認定(教育標準時間認定)のお子さんが帰宅後、2号認定(保育認定・満3歳以上)のお子さんだけが別の部屋に集まり、活動をしているそうです。

そのママ友は、上のお子さんが認定こども園の前身である幼稚園に通っていたため、幼児教育を受けることには賛成でした。でも下の子を預ける時にはフルタイムで働いていたため、保育認定を受けることになりました。そんな状況の中で新設された認定こども園。この上ない条件ということで、すぐに利用することを決めたそうです。


一方で、私はその反対です。我が家の上の子2人も同じ幼稚園を利用していました。子供の性格にもよくあっていましたし、感謝の気持ちの方が大きいのですが、短い時間の中でお絵かきや制作、書き方教室や英語教室といった教育的な時間が多く(少しは戸外活動もしていましたが)、その点では少しかわいそうな気がしていました。

末っ娘は0歳からの利用を希望をしていて、ちょうど家の近くに認可保育園(私立)が新設されたので、そこに入園させてもらいました。

そこでは教育的要素はほとんどなく生活面重視の保育なのですが、集団生活の中で生活に必要なことを楽しみながら覚えています。お箸を持つことも上手ですし、トングを使って配膳をしたり、掃除も驚くくらい上手だったりと、普段一緒にいれない母に代わって保育士の先生方がお母さんとなって教えてくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。また、末っ娘を見ていると幼少期にのびのび遊ぶ、生活するというのはすごく大切なことのように思えて(性格にも合っていますし)、そういった点でもよかったなぁと感じています。

また認可保育園は「保育」だけの施設ですので、働くママさん(パパさん)のためにあるということも大きな違いかと思います。いくら預かっていただける条件は同じでも、認定こども園は「保育」と「教育」を一体化させるのが目的なので、先生や保護者にも温度差があるのは否めないのではないかと思います。

もちろん親御さんのお考えも色々ですし、幼稚園には幼稚園の良さもあり、認可保育園の中でも色々な園があると思いますので、あくまでも個人的な感想として書かせていただきました。


その他、幼稚園型や幼保連携型の認定こども園では、保育認定であっても制服代や教材費などがかかることが想定されますので、そういった点も認可保育園との違いになるのではないでしょうか。

まとめ

認定こども園について、私や友人の体験も含めお話してきましたが、もちろん認定こども園ならではの良さもあります。

待機児童問題でやむなく利用されている方もいらっしゃると思いますが、働くママの選択肢のひとつとして「教育施設を利用した保育」というのも良いのではないかと思います。

施設によって方針が色々ですので、お子さんの性格やご両親のお考えにあった認定こども園がみつかると良いですね。

(作成:2016.3.26)

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